東京都大田区の精神科
医療法人財団 蔦の木会 南晴病院

看護部紹介

古くて小さい病院にも出来ること

蔦の木会 南晴病院は、食事や生活環境などのアットホームなアメニティと、当事者の自発性を大切にする病院として、故 山本瑛子・理平 両医師夫妻により、この蒲田の地で1966年6月に開院しました。

精神科医療を地域に開いてゆく志を引き継ぎ、現在、外来は相談しやすく、入院は任意入院を前提とし、隔離や拘束などを基本的に行わない病院として、当事者の思いを尊重し、ご家族や関係者との連携を深め、語らいを大事にし、地域での生活を支え、開かれた医療を進めてまいりたいと頑張っております。

中小企業が多い蒲田の町中にある、小さな病院ですが、職員どうし、また当事者やご家族、地域関係者と、互いに顔の見える近さと、小回りのきくフットワークの良さを活かし、重い障害を抱えることで頻回な入院や長期入院を余儀なくされていた患者様が病院の外でうまく暮らしていけるように、退院後の地域生活が安定するための応援に特に力を入れています。

経営的には入院医療が重視されますが、戦略的には地域移行の流れが進み、外来医療や訪問看護事業は当院の主軸事業として今後も発展、拡大してゆかなければならない。

歴史はありますが、当院の精神科看護技術はまだまだ発展途上の段階です。画一的な病院臨床とは異なり、より生活に密着して行われる支援技術が必要とされています。

医療支援だけではなく生活支援にも柔軟に対応できる看護を目指しております。

小さい病院には小さいなりに大病院とは違う強みを活かし、将来的には24時間体制のアウトリーチケアや訪問診療の充実など出来るだけ入院に頼らないで、生活の場で回復するお手伝いをしてまいりたいと考えております。

看護部長 福岡 博

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